2015年02月19日

第18回例会(12/21実施)入席作品【テーマ:夕暮れ】


テーマ : 夕暮れ
総評 山崎 友也


今回のテーマはみなさん自身が決めた訳ですが、
自分で自分の首を絞めてしまいましたね。
すなわち、普通に働いている人は土日しか
このテーマの写真を撮れないですものね! 
特に晴れていても曇っていても
夕暮れ時に撮れば良いのですが、
そんななか夕方の太陽を上手く利用した作品が目立ちました。
光を使いこなすことがすなわち写真を制するということですね。




第一席  堀内 敦彦
「夕暮れ軌道」

審査用_堀内敦彦_夕暮れ軌道.JPG

普通なら列車にピントをあわせてしまいがちですが、
手前のススキに焦点を絞った狙いが良かったです。
おかげで沈みゆく太陽の光を穂が受けて、
赤く光り輝いています。
列車も日没前の絶好のタイミングで来てくれ、
完璧な作品に仕上がりましたね。
素晴らしいです。




第二席  市川 健一郎
「誰そかれ」

審査用_市川健一郎_誰そかれ.JPG

大きなアーチが画面の半分以上を占めており
迫力を感じさせる構図にしているので、
そもそもアーチ橋に何かポイントを求めていたのでしょうが、
それにしても抜群の位置に人が歩いてくれましたね。
運も味方につけた情緒ある作品ですね。




第三席  尾野  靖
「帰宅」

審査用_尾野靖_帰宅.jpg

冬の澄んだ夕焼け空の茜色と
大型高層ビル群に灯る灯りとがマッチして
良い雰囲気を醸しだしています。
このような情景を見ると都会なのにどこか郷愁感を覚えますね。
ゆりかもめを画面にホンの少ししか取り入れない構図も見事でした。




第四席  伊藤  幹
「それぞれの休日」

審査用_伊藤幹_それぞれの休日.JPG

ヤラセかと見間違うほどの絶妙な人の配置になっていて、
こんな偶然があるのかと驚いてしまうほどです。
海と列車を絡める定番ポイントですが、
あえて人をメインとしたスナップを狙ったところが
ラッキーを呼び込みましたね。




第五席  固山 敏行
「スポットライト」

審査用_固山敏行_スポットライト.JPG


ただの夕暮れの俯瞰写真では面白くありませんが、
こちら作品のポイントは列車の先頭部が太陽の光を浴びて
反射していることに尽きます。
構図も無駄がなくて良いと思いますが、
個人的にはもう少し露出を絞っても良かったのではと思います。




第六席  吉田 靖子
「返照」

審査用_吉田靖子_返照.jpg

沈みゆく太陽は結構な速さで動くので、
あっという間に位置が変わってしまいます。
ということはこのような反射は
せいぜい列車1本か2本撮れればというところでしょう。
そのわずかなチャンスを逃さずに上手く捉えましたね。
車両の質感もよく表現できています。




次  点

窪田  稔

山川健一

藤井  修


posted by CPCれいるうぇいず at 08:33| 日記

2015年01月07日

2014年 秋の撮影会(11月15日・16日実施)入席作品


【 撮影場所  :  大井川鉄道 】
総評  山崎友也


今回の撮影会はローカル線にも関わらず
蒸気機関車に元大手私鉄電車、トロッコ列車にアプト式機関車、
そして駅という具合に非常に被写体がバラエティに富んでいました。
鉄道の王道をいく車両写真や風景写真にも
それなりに素晴らしい作品が多かったのですが、
そこはやはり我が「れいるうぇいず」はそれだけではない視点を持って
挑んで欲しい意味も込めて選ばせていただきました。
逆に言うと、ちょっとバリ鉄の作品が目立っていましたが、
それは皆さん鉄分が濃いということでしょうか。
気持ちは分かりますが、
もう少し幅広い視野を持って鉄道を見つめて欲しいと思います。





第一席  福田 光昭
「秋の気配」

1席.jpg

赤く色づいた紅葉にピントを合わせ、
車両をアウトフォーカスさせた勇気が勝りましたね。
列車ピントの写真が多いなか、ひときわ目立った存在でした。
また機関車にも同じ赤色が入っていたところが、
全体的な雰囲気を損なうことなく
同トーンでまとめられて良かったと思います。




第二席  駒崎 洋介
「爆煙」

2席.jpg

普通この構図は選びませんが、
条件があまりにも良すぎて二席に推してしまいました。
追い風で自身の吐く煙が前に流れた後の出発だったため、
まるでもやの中を驀進しているように写っています。
狙って撮れるものではなく、
良いチャンスを本当にものにしましたね。




第三席  大野 康晴
「秋の写し絵」

4席.jpg

どの反射がどう写っているのか分からないくらいで、
それがまた面白い効果になっています。
ホンの少しでもタネあかし的なものが観る側に分かれば、
もっと上にいけたかと思うと、そこだけがちょっと残念でしたね。




第四席 山川 健一
「SL日和」

3席.jpg

太陽を上手く利用して車体に反射させているだけではなく、
露出を絞ってアンダー目に仕上げているのが印象的ですね。
また煙りも運良く吐いてくれたので、
SLのイメージ写真としては
かなり非の打ち所がない表現になっています。



第五席  齊藤  誠
「穏やかに」

5席.jpg

季節感を取り入れた風景写真が多かったなか、
川面を主役としてアピールして雄大な広がりを出しています。
川の青と鉄橋の赤とのコントラストもきれいで、
まるで昭和の一コマのような雰囲気すら漂っています。




第六席  堀内 敦彦
「また会いましょう!」

6席.jpg

やはり列車を主題に捉えた作品の多いなか、
人に寄った数少ない作品の一つでした。
助士も撮られることをOKとしないと
ここまでのポーズは取ってくれない訳で、
そういう意味からも作者の朗らかさが伝わってくるようです。






次点

中村 真理
「秋晴れの快走」

次点1.jpg




野村 一也
「はじめてのSL」

次点2.jpg



posted by CPCれいるうぇいず at 00:21| 日記

2014年09月15日

第16回例会(8/17実施)入席作品【テーマ:B(バルブ)】


テーマ:B(バルブ)

総評 山ア 友也



B(バルブ)撮影というと
三脚を据えて長時間露光するイメージが強いと思います。
そしてまたBというモードを
使用したことがない方もいたかもしれません。
今回はBに設定して撮ればOKということで、
シャッター速度はいくつでも構わないという条件でした。
やはり多くが長時間露光や列車の光跡を捉えたものでしたが、
入賞した作品はひねりや手法など
ひと味違ったものに仕上がっており、
見ていて楽しかったです。





第一席 「今日は七夕」 山川 健一

審査用_山川健一_今日は七夕.jpg

七夕飾りが揺れているところを列車とうまく絡めましたね。
色とりどりの飾りがブレているので
カラフルななかに透明感も出ています。
鮮やかでありながら季節も感じられ、
巧妙で素晴らしい仕上がりだと思います。




第二席 「交差」 中田 仁志

審査用_中田仁志_交差.jpg

通常はスローシャッターというと
列車をブラすものと考えがちですが、
こちらはその逆で
停車中の列車はそのままで
道路を走る自動車をブラす発想が大変面白いと思いました。
NDフィルターを使って昼間でも長時間の露光をかけており、
ちょっと見慣れない不思議な光景ですね。




第三席 「静寂な夜の中で」 白井 豪祐

審査用_白井たけひろ_静寂な夜の中で.jpg

もっと多いかと思っていましたが
唯一星の奇跡を捉えた作品がこちらでした。
20分も露光をかけているので星の動きがよく分かります。
もう少し露出を切り詰めても良かったのと
踏切をセンターにおいてシンメトリーにすれば、
もっと良かったのではと思います。




第四席 「風の妖精」 伊藤  幹

審査用_伊藤幹_風の妖精.jpg

日中に超スローシャッターで流し撮りをしているので
とても面白い絵になっています。
自転車に乗っている人たちの流れが一種特異で
とても良い効果を表してくれています。
3.6秒ものあいだファインダーがブラックアウトしているのに、
よくここまでの列車のブレで抑えられましたね。




第五席 「夕闇」 木村 正一

審査用_木村正一_夕闇.jpg

これぞB撮影のお手本というか醍醐味といった作品です。
10年以上前にボクもこの場所で同じような写真を撮ったのですが、
その頃に比べると表示の色もカラフルになり背景も変わっているので
懐かしさとともに新鮮味も感じました。
空が青くなるわずかな時間帯も計算され、
大変良かったと思います。




第六席 「あの頃の記憶」 並木 厚

審査用_並木厚_あの頃の記憶.jpg

おそらく手持ちでわざとブラし、
その効果を狙ったものだと思われます。
意図や色使いは良いと思うのですが
手前やベンチの前の白いものが気になり
雰囲気を損ねています。
細かいとこまで気を遣って撮れば
もっと良かっただけに残念です。





次 点 (順不同) 

       今村 正彦  「輝き」
       西住 美穂  「dream station」
       市川 健一郎 「月夜」
       中村 真理  「新橋アフター5」
       浜野 博之  「E5×2」

posted by CPCれいるうぇいず at 23:08| 日記