2015年08月28日

第22回例会(8/23実施)入席作品【テーマ:上野東京ライン(上野駅〜大崎駅)】


テーマ : 上野東京ライン(上野駅〜大崎駅)
(春撮影会再撮)


総評 山崎 友也


春の撮影会のあまりのふがいなさから、
今回の課題は再撮を命じました。
その甲斐あってか、前回よりは力作が多かったと思います。
ただしやはりテーマが難しいのか、参加者が少なかったのが残念です。
とりあえず自分自身の現状を把握する意味でも
必ず課題作品は提出するようにしないと、
会にいる意味もなくなるのではと思います。



第一席 「さわやか空間」 岩山 典之

審査用_岩山典之_さわやか空間.jpg

果たして山手線がこんな景色のところを走っているとは、
誰が想像したでしょうか?
まさにロケハン能力の勝利ですね。
草や竹と列車のラインも見事にマッチして、
都会とは思えないさわやかな一コマに仕上がりました。



第二席 「空っぽ」 吉田 靖子

審査用_吉田靖子_空っぽ.jpg

普段は人であふれているのに、
人も車もまったくいない。
東京ではないようですが、
これがお盆ならではの東京の光景ですね。
これを狙って撮りにいった
という作者の想像力と実行力に敬意を表します。




第三席 「九十歳」 市川 健一郎

審査用_市川健一郎_九十歳.jpg

東京の鉄道にはまだまだ古く歴史ある建造物が
たくさん残っているのですね。
90年間差さえ続けてきた橋脚や橋梁の重厚なスチール感と、
その上を走る最新の電車との対比も面白いです。




第四席 「Palette」 中田 仁志

審査用_中田仁志_Palette.jpg

ロケハン力に加え、写真的なセンスも加わった秀作です。
ただしせっかくパターンに並んだ
ビルの窓の配置の仕方に難が見受けられます。
窓の並びを優先して構図を考えた方が良かったでしょう。




第五席 「西日」 尾野 靖

審査用_尾野靖_西日.jpg

窓に反射した夕日を切り取るだけでも十分絵になりますが、
そこにタイミング良くカメラを構えた女性がいてくれたおかげで、
夕日の美しさまで伝わりました。
とっさのことだと思いますが、
その運を見逃さなかったところが良かったです。




第六席 「新幹線でお出かけ」 谷口 一成

審査用_谷口一成_新幹線でお出かけ.jpg

案内板やピクトグラムは日々進化していますが、
このようなまだ昔のものも残っているのですね。
そこに目をつけ、なおかつ人をぶらして入れ込んだのがセンスですね。
ただしこの色合いには疑問も残りますが。



次   点

窪田稔、  固山敏行、  工藤治彦



※東京及び近県以外のメンバーもいるため、
そのメンバーは居住地近辺の線区を指定して課題としました。

posted by CPCれいるうぇいず at 01:17| 日記

2015年08月20日

2015年 春の撮影会(5月16日実施)入席作品


【春の撮影会 JR線上野駅〜大崎駅間】
〜祝!上野東京ライン開通〜 
5月16日(土)開催



総評:山崎 友也

都内の限られた区間内での撮影会でしたが、
見慣れた場所のためか題材を見つけるのに
皆さん苦労されていたようでした。
ただこういうときにこそ、
その人自身本来の感性が発揮されるもので、
個性豊かな作品が集まるものと期待をしていました。
しかし今回はレベルの低さを指摘せざるを得ません。
もっと心を磨き、
写真に真摯に向き合って欲しいと切に願います。




第一席 「父のまなざし」 固山 敏行

固山敏行_父のまなざし.jpg

広角レンズで被写体に寄り、
絞りを調整して背景のボケをうまく表現しています。
ホームでじゃれ合う子どもたちを見つめるように
レリーフを利用した発想が、
大変面白く感じられました。




第二席 「積層空間」 中田 仁志

中田_積層空間.jpg

ホームと列車を真正面から正対して撮影した構図が良かったです。
ただし地上ホームにいる人たちの上に余裕がないのと、
果たしてモノクロにした意味があったかどうかは微妙ですね。




第三席 「都会のオアシス」 工藤 治彦

工藤_都会のオアシス.jpg

縦に伸びる木々と背景の高層マンションをうまく利用して
パターン化させた表現力は見事です。
また緑の補色である赤い列車が来てくれたことで、
鉄道の存在感も増しています。
東海道線がE657なのが上野東京ラインを象徴していて
素晴らしかったです。




第四席 「三見一体」 中村 真理

中村「三見一体」.jpg

今回も反射に目をつけた作品は多かったですが、
この区間の特徴を出していたものは数少なかったです。
あえて自分の姿を映し込んだのは良かったですが、
まだまだ構図に改善の余地が見受けられます。




第五席 「酒と鉄道」 大野 康晴

大野_酒と鉄道.jpg

同じく反射を利用していますが、
こちらはショーウインドーのなかのお酒が主題になっています。
整然と並んだボトルのラインは良いのですが、
画面右の青い旗は間違いなくカットするべきでした。




助川賞 「百年の時を越えて」 尾野 靖

尾野_百年の時を越えて.jpg

飾られた絵のモチーフと窓にみえる東京駅とを
ダブらせる発想は良かったです。
ホワイトバランスも調整してレトロ感も出ていますが、
画面右側の空間は無意味なので、
窓枠のところでカットした方が良かったでしょう。




posted by CPCれいるうぇいず at 13:53| 日記

2015年05月21日

第20回例会(4/12実施)入席作品【テーマ:踏切】


テーマ : 踏切
総評 山崎 友也


今回は「踏切」という分かりやすいテーマだったせいか、
撮り方や場所など似通ったものが多く見られました。
また講師の影響なのか、夜間撮影もかなり多かったのが特徴でした。
結果的に入賞は夜間撮影が多くなってしまいましたが、
次点の人も含めてかなり上位は混戦でした。




第一席 「星が通ります」 河野信宏

審査用_河野信宏_ 星が通ります.jpg

本来踏切というものは列車が通るために
人や自動車を遮断するものです。
しかしこちらの作品は夜空を多く取り入れて星の軌跡を写し込み、
まるで踏切が星を通しているような絵になっています。
タイトルのセンスも抜群で、
申し訳ありませんが必ずパクらせてもらいたいと思います。





第二席 「光射す」 清水隆

審査用_清水隆_光射す.jpg

こちらも夜の踏切ですが、霧かもやがでているのでしょうか、
踏切を照らす灯りの色も加わって
とても神秘的な雰囲気です。
これでもし警報灯が赤く光っていたら、
そちらのイメージが強すぎてしまい、
この印象はかき消されたでしょう。
奥に光るライトが隠れる位置から撮ればさらに良かったと思います。





第三席 「春感cross」 服部禎仁

審査用_服部禎仁_春感cross.jpg

満開の桜をみながら踏切を走る列車。
この作品の素晴らしいのは、
なんと言っても絶好のタイミングでシャッターが切れたことですね。
女性が二人、最高の位置に座ってくれています。
手前側の窓にも桜の花が反射し、
まさに春を感じさせる一枚となっています。





第四席 「春宵」 齊藤誠

審査用_齊藤誠_春宵.jpg

こちらも桜の作品で満開の花がメインとなっていますが、
周りが暗いためにしっかりと赤い警報灯が目立ち、
踏切の存在感も負けていません。
さらにシャッターを切って列車を光跡にする位置も抜群で、
かなり質の高い作品に仕上がっています。





第五席 「雪の奥信濃」 山川健一

審査用_山川健一_雪の奥信濃.jpg

夜の写真が続きますが、
こちらは日没後で空はまだ真っ黒ではありません。
色がまだ残るわずかな時間帯を狙い、
警報機を印象づけています。
ただ新雪でなかったため、ちょっと雪の壁が黒ずんでいます。
唯一そこが残念でしたね。





第六席 「一風変わった遠足」 村田秀人

審査用_村田秀人_一風かわった遠足(2015.4).jpg

季節柄、桜の作品が続きますが、
こちらは列車でもなく踏切でも桜でもなく、
チビッコがメインとなっているところが他の作品と異なっています。
ピクチャースタイルのせいかちょっと色が濃いですが、
巡り会えた良いシーンを逃さずものにできて良かったですね。



次  点

窪田稔、 固山敏行、 安藤昌子、 

米沢朋英、 木村正一

posted by CPCれいるうぇいず at 01:00| 日記