テーマ : 逆光
総評 山ア 友也
やはり太陽を画面に取りいれたシーンが多く、やや見慣れた感のある作品群となってしまったのが残念でした。当クラブの趣旨でもある「今までにない新しい表現による鉄道写真を目指す」ということを考えると、もう少し光の持つ意味や質などに多様性が欲しいところですね。
第一席 山川健一
総評で書いたように太陽を取りいれた作品ではありますが、その手法が他と全く異なり考え抜かれて撮られていると思います。
逆光の持つドラマチックさに加え、大胆に新幹線を切り取った構図からは迫力も十二分に伝わってきて、表現力とテクニックが合わさった秀作だと思います。
第二席 溝渕博

月明かりに照らされて光る水面を捉え、ローキーに仕上げた漆黒の表現に視線が奪われてしまいました。
一席と甲乙つけがたい作品です。シャッター速度の選択も絶妙で構図のバランスも非のつけどころがなく、ジェラシーすら覚える素晴らしい感性に脱帽です。
第三席 窪田稔
屋根瓦の反射を上手く利用した結果、単なる美しいイメージ写真に終えるのではなく、地域の文化性までもアピールすることができています。このような作品は他にはありませんでした。風景写真は人工物を嫌いがちですが、このような被写体は積極的に取りいれたいですね。
posted by CPCれいるうぇいず at 08:28|
日記