2019年06月08日

2019年第2回例会(4/13実施)入席作品【テーマ:空】


テーマ : 空

総評 山ア 友也

 「空」というテーマでしたが、
ただカメラを上に向けて撮ったものが
非常に多かったです。
そのうえ桜や太陽など、
違うものがテーマとなっている作品も
たくさんありました。
もっとストレートに空を捉えれば
良かったと思います。
 そんななか、希な自然現象を
絶妙なタイミングで撮影したものが、
やはりドラマチックに仕上がっていました。

 




第一席 窪田 稔

01窪田稔.jpg

夜に空から降り注ぐ雨粒が、
距離によって大小さまざまに写っていることから、
空の奥行きと広がりを感じさせてくれます。
レンズについた水滴が警報機の光を反射させ、
幻想的な雰囲気を醸しだしています。
全体的に黒いなか、
この赤色が非常にインパクトを与えてくれました。





第二席 佐藤 新一郎

02佐藤新一郎.jpg

まるで夏の夕方のような印象深い一枚です。
このような雲は狙って撮れるものではないので、
この場所にいたこと、
そしてカメラを持っていたことがなによりでした。
列車に太陽が反射していたことも、
他の、雲をメインに撮った作品とは異なる点でした。






第三席 佐藤 理

03佐藤理.jpg

風景をメインにしたものが多かったなか、
スナップ的なこちらの作品は
ひときわ異彩を放っていました。
あえて空を副題のように捉えた表現は見事です。
煙室のドアが開き、
そこからも空が覗けるところに、
なにかはかなさやわびしさのようなものを感じました。





第四席 固山 敏行

04固山敏行.jpg

虹という自然現象はいつまでも続くものではなく、
あっという間に終わってしまいます。
虹が出そうなタイミングは分かるのですが、
それをきちんと捉えようとすると
なかなか難しいものです。
また列車がたくさん絡んでいることからも、
運も味方につけました。





第五席 市川 健一郎

05市川健一郎.jpg

夕暮れ空にたなびく雲を横位置で狙い、
広がりを出しました。
が、やはりテーマが「空」ですので、
左の植物は不要でした。
そしてここは広がりよりも、
縦位置で空の面積と割合を極端に多くすれば、
より空のグラデーションも表現できて
良かったでしょう。






第六席 野村 一也

06野村一也.jpg

晴れや夕暮れ時の美しい情景が多かったですが、
こちらはどんよりとしたおどろおどろしい空を、
ホームをシンメトリーとして写しとりました。
朝の日の出頃のイメージは表現できていますが、
テーマからするとちょっと他の要素が
入り込みすぎたかも知れません。






posted by CPCれいるうぇいず at 21:33| 日記

2019年04月14日

2019年第1回例会(1/20実施)入席作品【テーマ:自由】


テーマ : 自由

総評 山ア 友也


 




第一席 固山 敏行

01固山.jpg

お社の上から広角レンズで
見下ろしているため
肉眼以上に遠近感がつき、
階段がとても長く、
そしてとても高い位置から
撮影しているように思えます。
それゆえ放射構図のアングルにもなり、
安定感と恐怖感が同居した
面白い絵に仕上がりました。
心憎いことに列車をブラしているところに、
作者のセンスを感じます。




第二席 渡田 宏

02渡田.jpg

東京駅でのスナップですが、
こんなことがあるのかと目を
疑うほどの光景ですね。
まるで小説「点と線」の
逆バージョンのように、
E5系とE6系が3本並んで停まっています。
ホームの上のビルは入れない方が
良かったと思いますが、
とにかくこのあり得ないような
シーンに出会い、
それを撮ったことにまず一票。




第三席 尾崎 浩

03尾崎.jpg

見るからに寒さが伝わってきます。
こちらもこのような悪条件の時に、
よくカメラを持って出ていきました。
惜しいのはお母さん?が
奥の柱と重なってしまったことですね。
ベストな位置は、
右側の線路上でしょう。
でも寒さの中に家族愛を感じられる、
温かい一枚です。




第四席 山内 真弓

04山内.jpg

奇妙な形に切り抜かれた石越しに、
のぞき見ている感がとても伝わってきます。
桜が満開なのにここから撮るか!?と
ツッコミを入れたくなるほどで、
本来の鉄なら間違いなく
桜メインで撮っているでしょう。
人を入れ込んだ苦労も
ひしひしと伝わってきます。
これで列車がブレていれば完璧でした。




第五席 窪田 稔

05窪田.jpg

月と瀬戸大橋を渡る列車の
夜感鉄道ですね。
ただ左の橋脚も入れないと、
写真的に不安定さが残ります。
あとはやはり満月の日に撮りたいですね。
天候や列車の時刻と
絡むかという問題もあるでしょうが、
次回是非チャレンジしてみてください。




第六席 森元 容梨子

06森元.jpg

突然街中に京急と西武の電車が出現?と
絵的には面白いのですが、
ちょっと反射物が
ごちゃごちゃしすぎてしまっています。
画面左の記念写真を
撮っている人たちも不要で、
人を入れるなら、
むしろ京急の窓ガラスの中だったと思います。





posted by CPCれいるうぇいず at 10:50| 日記

2018年 年度賞 入賞・入席作品


2018年 年度賞
総評 山ア 友也


確認しておきますが、
“年度賞”への応募作品は、
その年に自分が撮ったなかで
もっとも優れている写真
ということですよね?
いつも思うことですが、
その割にはレベルが低すぎます。

 提出しなければならないから
とりあえず適当に撮って出そうとか、
過去に撮ったものでお茶を
濁そうとか思っている人は、
むしろ提出しないでください。
真剣に考えて活動している
他の会員にも失礼ですから。

和気あいあいと楽しくやるのは
良いことだと思いますが、
締めるときは締めないと、
ただのお遊びクラブになってしまいます。

 というわけで今回は
もっと席次の枠があったのですが、
力みなぎる作品を
6点だけ選ばせていただきました。。




最優秀賞
 「春のきざし」 山川健一

00山川.jpg

どっぷりと日が暮れてからの撮影のため、
あたりは真っ暗です。
そこへストロボを使用して、
しだれ桜を浮き上がらせています。
奥にある踏切はぼけていますが
それとなく分かり、
大きさ、位置ともに抜群の配置です。
あえて列車の光跡も入れなかったことで
スッキリとした明暗になり、
桜もより目立つことになりました。




第一席
METAL LINE」 市川健一郎

01市川.jpg

まだ屋根が取り付けられていない
建設中の駅のようすです。
逆光で捉えた骨組みとレールが光り、
金属の質感と直線的な模様が
よく表現されています。
電車も小さく顔だけ入れてあるのみなので、
存在感も薄れて良かったと思います。




第二席
空中のイルミネーション」 新田和仁

02新田.jpg

良くみる新宿のイルミネーションですが、
ガラスに反射させたことで
立体的な空間のように思えます。
そこに人を被らせたことで異次元の、
まるで宙に浮いているような
効果が現れました。
奥に反射している店の看板が
現実味を覚えさせるので、
カットした方がより不思議さが
増したでしょう。




第三席
静寂」 野村一也

03野村.jpg

普通の風景写真としても
このような雲は魅力ですが、
湖面の反射として切り取ることで
作品性がグンと出ました。
本来ならもう少し彩度を強めて
色鮮やかに表現したいところですが、
あえて抑えたことで渋さが増しています。
画面左下に湖の底の石が
写っているのがポイントですね。




第四席
細雪の夜」 寺倉篤史

04寺倉.jpg

この並走は、なかなか
流し撮り、反射、スローシンクロなど、
さまざまなテクニックと表現方法を駆使した、
なかなか粋な作品です。
発想力が素晴らしかったです。
背景が真っ黒なので、
まるで宇宙を旅する
銀河鉄道のような効果が出て、
大変ロマンチックな絵に仕上がっています。




第五席
夕陽」 木村正一

05木村.jpg

夕陽によって生み出された
オレンジ一色の世界観。
トラス橋の質感が出る
この上ないタイミングで
列車とともに捉えられています。
もう数分狂うと、
このきらびやかさは
表現できなかったでしょう。
写真の持つ一瞬の大切さを
見事に写し込めた一枚です。

posted by CPCれいるうぇいず at 10:22| 日記