2017年08月13日

2017年 春撮影会 「伊豆箱根鉄道・虹の郷・伊豆急行線」


2017年春撮影会
 「伊豆箱根鉄道・虹の郷・伊豆急行線」
6月17日(土)・18日(日)開催


総評:山崎 友也

二日目が天候に恵まれなかった撮影会だったせいか、
似たような作品が多く見られました。
そうなると感性は同じということですから、
構図や露出などの技術的な面で絞ることになります。
写真は感性で撮るものですが、
やはり知識や技術に長けているに
越したことはありません。
また相変わらず、
人を撮るのに及び腰です。
もっと自信を持ってきちんと声を掛け、
じっくりと撮るように心がけましょう。



第一席 「緑のなかを」 森元容梨子

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感性、構図、運転士のしぐさまで、
すべてが素晴らしいです。
緑のなかを走る列車のようすが見事に伝わってきます。
しかもタイミングの良いことに踏切まで
反射してくれたおかげで、
鉄道感も高まりました。
 ただしさらに完璧を目指すなら、
画面右下の人は不要でしょう。
撮影会なので
お互いが写りあったりしてしまいますが、
ときには作品のために移動してもらうのも
アリだと思います。
それが本当の譲りあいでしょう。




第二席  「波しぶき」 木村正一

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 悪天候を逆手に取った一枚です。
波を被るくらい、
ここまで果敢に攻めて撮影した
甲斐がありました。
列車の位置も、
ライトがちょこっとだけしか見えていないという絶妙です。
しぶきと列車とという確率の低い狙いで
何度も撮り直したことでしょうが、
それが本当に報われましたね。




第三席 「Northern Rock U の焚き口」
小泉光太郎

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 一見HDRかと見間違うくらいの
テイストにビックリしました。
特に金属の質感が大変良く表現されており、
ツルツルピカピカと部品が光りまくっています。
条件が整うとここまでメタル感が満載になるのかと、
逆に勉強になりました。




第四席 「のどかな昼下がり」 中村真理

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 富士山と列車を狙う人が多いなか、
あえて野に咲く昼顔に
テーマを絞ったことが良かったです。
列車のボケ具合もちょうど良いですね。
ただしもっと低い位置から、
花も3〜4つほどに絞って撮れば、
もっと迫力も出ましたし上位になったことでしょう。




第五席  「静寂の時」 尾崎浩

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 整備庫内のワンシーンですが、
ローキーでまとめているため
蒸気機関車の質感が良く伝わってきます。
ポイントは、
人の顔の輪郭がハイライト部にあるということです。
これがシャドー部にあると背景と重なってしまい、
顔が全く目立たなくなってしまいます。
構図のバランスも良く、
シンプルながらまとまった作品だと思います。




第六席  「きしゃがきたよ」 米沢朋英

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 チビッコやお母さんのしぐさが抜群で
とても微笑ましいカットですね。
そのなかで一番右の緑の服の子はポーズがないので、
提出のときにトリミングするべきでした。
あとはしゃがんで子ども目線で撮れば、
チビッコとの距離も縮まり、
なお良くなったことでしょう。
また用紙選びからプリントもとてもきれいだったのは
特筆すべきことでした。



posted by CPCれいるうぇいず at 14:29| 日記

2017年05月25日

第31回例会(3/18実施)入席作品【テーマ:1/8000秒】


テーマ : 1/8000

総評 山ア 友也


テーマが具体的なだけに、
その設定で撮影しただけではなく、
効果がでていないと意味がありません。
そこでみなさんが思いついたのが
「水」 でした。
しかし利用方法、
表現方法で差がつきました。
今回は入賞作品と
そうでない作品との差が大きかった分、
入賞作品同士では
レベルが拮抗し、
選別するのに苦労しました。




第一席 「ホームでのひととき」 福田 光昭

審査用_福田光昭_ホームでのひととき.jpg

まるでガラス細工のような
オブジェのなかに、
さりげなく電車が写っている
心憎い作品です。
しばらく考えないと
分からない面もありますが、
実は高速シャッターの特色が
見事に表現でき、
力強さも感じます。
ISO感度をもっと上げて
露出アンダーを防げば
完璧でしたが・・・




第二席 「のんびりですが」 佐藤 理

審査用_佐藤理_のんびりですが.jpg

水をハイスピードで撮影すると、
ごらんのように
玉になって写ります。
そのバックにタイミング良く
新幹線が顔をのぞかせています。
実際にこの区間では
速度は遅いのですが、
“新幹線=速い”
というイメージがあるので、
水とともに高速シャッターで
撮ったのだという
印象が強く感じられます。
ビルに反射した太陽光も
絶好の位置で、
大変素晴らしい一枚です。




第三席 「明日へ向かって!」 西住 美穂

審査用_西住美穂_明日へ向かって!.jpg

走行中の列車の窓から
トラス橋越しに景色を撮影しています。
ただそれだけの写真に見えますが、
トラスは目まぐるしく次々と流れていくので、
このように写すには
ハイスピードシャッターが必須です。
ただ構図的に中途半端で、
シンメトリーにするのか
あおるのか
決めた方が良かったですね。




第四席 「雨跡」 藤井 修

審査用_藤井修_雨跡.jpg

降りしきる雨のなかを
疾走する迫力が
ひしひしと伝わってきます。
ここまで飛沫が写るくらいですから、
かなりの豪雨だったと思います。
また車体を流れる水痕が
水平に近くなっていることからも
列車の速さが表現され、
その物体を止めて
撮影できていることからも
かなり速いシャッター速度を
使用していることが分かります。




第五席 「飛水玉」 堀内 敦彦

審査用_堀内敦彦_飛水玉.jpg

水しぶきを画面全体に
写し込んだことで、
迫力とシャッタースピードの速さが
表現できています。
ただこのご時世、
ISO感度を上げて
被写界深度をもっと稼ぐべきでした。
あと列車は画面右から出て
左が先頭部という構図の方が
バランス良かったですね。




第六席 「余寒の宵」 山内真弓

審査用_山内真弓_余寒の宵.jpg

夕日と列車を
左右に配置して
線路に正対した、
ある意味完璧な構図です。
列車をこの位置で止めるのは、
高速連写したまぐれな結果
かも知れませんが
素晴らしいですね。
また車両の前面に
太陽が反射したのも
アクセントとなって
効果的でしたね。




次点(順不同)

中村 真理  駒崎 洋介
固山 敏行  森元 容梨子

posted by CPCれいるうぇいず at 22:29| 日記

2017年03月14日

第30回例会(1/22実施)入席作品【テーマ:自由】



テーマ : 自由

総評 山ア 友也


今回はテーマが「自由」ということで、
皆さんの個性あふれる?
作品群が集まると期待していましたが、
やや拍子抜けした感が否めませんでした・・・
「好きなように撮ってください」と
クライアントに言われるのが一番困るのが私たちプロの世界、
皆さんはアマチュアなので自分の好きなテーマで
生き生きとした写真を素直に撮れば良かったのですが、
少々考えすぎたようでしたね。
既存の枠にとらわれず、
そもそももっと自由な発想でそれぞれ刺激し合って、
この会を盛り上げて生きましょう!




第一席 「ヴィーナス」 福田光昭

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三日月と列車の軌跡を見事に捉えた作品です。
月の出と方角、そして列車の時間を計算しないと撮れません。
しかも月に大接近した金星をも写し止めていることで、
より写真的価値を高めています。
すべてが狙い通りに撮れた素晴らしい一枚だと思います。




第二席 「降りすぎ・・」 西住美穂

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降りしきる雪のなか、
踏切を渡るけなげな親子の姿を写しました。
画面右側の空間がちょっと余計でしたが、
レールのカーブの向きと親子の進行方向など、
全体的には構図のバランスも取れています。
ただしタイトルの付け方を
もう少し考えた方が良いかと思います。




第三席 「雪日」 森元容梨子

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このような悪条件でこそ良い写真が撮れるのだと、
経験上ボクは思います。
美しく幻想的な風景なのですが、
構図に難がありました。
ベンチを中央に置いてシンメトリーにして、
右の柱はカットすべきでした。
ただ列車をブラした感性は大正解でしたね。




第四席 「子午線の駅」 中村真理

4席.jpg

日本標準時子午線をまたぐ駅でのスナップですが、
ホームのタイルだけでは鉄道感に乏しいので、
奥に列車を入れたのが良かったです。
ただしもっとISO感度を低くして
絞って撮れば必然的にシャッター速度も遅くなります。
その結果列車がブレるので、
さらに良くなったと思います。




第五席 「かって踏切」 山川健一

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雪原を歩く小動物の足跡。
それが線路をまたいでいることから、
このタイトルになったのだと思います。
まぁ彼らにしてみれば踏切もなにもないのでしょうが(笑)。
ただスクエアにした意味が見えないのと、
どうせなら樹木の影がないところで撮りたかったですね。




第六席 「散歩」 尾崎浩

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かつての写真展の際に、
「園児でもいればもっと良かったのに」と
ボクが講評したリベンジなのか、
田舎の昼時を非常に表した作品です。
ただしもっと言うならば、
やはり園児たちが
この踏切を渡っていた方が良いでしょうね。
それくらいやらないと面白くありませんね!




次点(順不同)

堀内敦彦、 固山敏行、 渡部円


posted by CPCれいるうぇいず at 20:21| 日記