2023年01月04日

2022年第1回例会課題、逆光

テーマ : 逆光

総評 山ア 友也

  やはり太陽を画面に取りいれたシーンが多く、やや見慣れた感のある作品群となってしまったのが残念でした。当クラブの趣旨でもある「今までにない新しい表現による鉄道写真を目指す」ということを考えると、もう少し光の持つ意味や質などに多様性が欲しいところですね。





第一席 山川健一

ぎゃっこう1席山川.jpg

  総評で書いたように太陽を取りいれた作品ではありますが、その手法が他と全く異なり考え抜かれて撮られていると思います。

逆光の持つドラマチックさに加え、大胆に新幹線を切り取った構図からは迫力も十二分に伝わってきて、表現力とテクニックが合わさった秀作だと思います。







第二席 溝渕博

ぎゃっこう2席溝渕.jpg

  月明かりに照らされて光る水面を捉え、ローキーに仕上げた漆黒の表現に視線が奪われてしまいました。

一席と甲乙つけがたい作品です。シャッター速度の選択も絶妙で構図のバランスも非のつけどころがなく、ジェラシーすら覚える素晴らしい感性に脱帽です。








第三席 窪田稔

ぎゃっこう3席窪田.jpg

  屋根瓦の反射を上手く利用した結果、単なる美しいイメージ写真に終えるのではなく、地域の文化性までもアピールすることができています。このような作品は他にはありませんでした。風景写真は人工物を嫌いがちですが、このような被写体は積極的に取りいれたいですね。



posted by CPCれいるうぇいず at 08:28| 日記

2022年12月18日

2022年 年度賞 入賞・入席作品

2022年 年度賞


総評:山崎 友也

今まで酷評してきた年度賞の作品ですが、今年は違いました。今までで一番レベルが高かったですね。
もちろん例年通り「これが年度賞候補?」という会員もいましたが、全体的に良かったです。ただ出展数などを鑑みて、苦渋の決断ですが上位4名に絞らせていただきました。
みなさん、この調子で来年もバリバリ良い写真を撮りましょう!





最優秀賞 「なんとなくクリスタル
市川健一郎

2022年度最優秀賞 市川健一郎、なんとなくクリスタル.jpg

雨に濡れた線路を捉えたものですが、

ピントがどこにもあっていません。

色合いのせいもあると思いますが、ただそれが逆に非常に印象派的な表現というか

シンプルに心に受け止められるのでしょう。

どことなく悲しげな感じも感情移入させられます。

人の心を打つ、大変見事な手法だと思います。




第一席 「都会の風物詩
西住 美穂

2022年度賞1席西住美穂 都会の風物詩.jpg

どんど焼きのシーンでしょうが、

まず特筆すべきは傍観者になっていないことです。

このような写真は通常ワイドで周りの人たちも入れて撮ってしまい、

結局何を表現したかったのかが分からないものが多いです。

こちらの作品は望遠系のレンズで燃えさかる火に焦点を合わせたところがポイントです。
熱による陽炎も良い効果を出してくれましたね。





第二席 「光芒一閃
やまかわけんいち

2022年度賞2席やまかわけんいち 光芒一閃.jpg

どこかの著名な鉄道写真家の作品に似ていますね (^_^;) 

トンネルのなかから列車が出てくる瞬間を冬に捉え、

白と黒の世界でインパクトも十分です。ただそれならば根雪ではなく、雪が積もった際に撮りたかったですね。

線路や木々も真っ白の方が、よりげんそうてきだったと思います。





第三席 「春」
木村正一

2022年度賞3席 木村正一 春.jpg

会の方針として「新しい鉄道写真を目指す」ということから、

なかなかきれいな絵はがきのような風景写真は選ばないのですが、

この作品はそれを上回るものがありました。

左右の桜でシンメトリーを作り、あえてSLを日の丸の位置に置くという、

絵はがきとは全く異なる個性が光った一枚でした。




第四席  該当者なし








posted by CPCれいるうぇいず at 20:52| 日記

2022年秋撮影会 「小湊鉄道・五井機関区」

2022年秋撮影会
 「小湊鉄道・五井機関区
11月23日(祝)


総評:山崎 友也

総評

というよりも、雨だったせいか参加者の少なさにがっかりです。

とにかく撮影会は会の公式行事であり、そもそも参加しなければならないはずです。

急を要する事情でない限り、全員参加が基本です。
まぁ愚痴をいっても仕方がないのですが、常日頃からボクが言っているとおり、

「悪条件の時ほど良い作品が撮れる」。今回もまさにそうでした。

逆に言うと、普段もう少し考えて撮りましょうということですね。
やる気のある人たちが悪い条件のなかでいろいろ考え抜いて撮ったからこそ、

数は少なくとも優秀な作品が多かったです。



第一席 「前照灯
堀内敦彦

2022年秋撮影会1席 堀内敦彦 前照灯.jpg

降りしきる雨のなか、みんなで苦労しました。

でも雨だからこそ、しかも豪雨だったからこそ撮れた一枚ですね。

個人的にはもっとシャッタースピードを遅くして雨筋を長くしたかったですが、

枝や葉っぱについた雫からも雨感満載です。

あと、タイトルはもう少し考えましょう。






第二席 「スプラッシュ
やまかわけんいち

2022年秋撮影会2席 やまかわけんいち スプラッシュ.jpg

狙いはすごく良いです。

色温度を変えたところも雰囲気が出て良いです。

背景の被写体を画面に全部入れず、右側をカットした構図も良いです。

ただ、絞りが足りませんでした。

もう少し被写界深度を深くしてボケているSLがもっと分かるくらいであれば、

間違いなく一席でした。






posted by CPCれいるうぇいず at 20:37| 日記