2017年01月19日

第29回例会(12/18実施)入席作品【テーマ:クリスマスっぽい】



テーマ : クリスマスっぽい

総評 山ア 友也

写真家の小澤太一氏よりいただいた
「クリスマスっぽい」というテーマのもと、
各自苦労されたようすが提出作品から伺えます。
なかなか難解なテーマだと思いますが、
キーは「っぽい」というところなのではないでしょうか。
つまり「クリスマス」ではないということです。
そう読み取ると、
サンタやツリーといったズバリではなく、
なんとなくそれを感じさせる表現に
なっていくのではないかと思います。




第一席 「毎日がスペシャル」 吉田 靖子

審査用_吉田靖子_毎日がスペシャル.jpg

カラフルな自動改札をツリーに見立てる
という感性が素晴らしいですね。
人の配置やシャッター速度など
写真的には難点が多いものの、
発想力の方が勝りました。
おそらく小澤氏もこういうことを
言いたかったのではないでしょうか。




第二席 「シグナルイルミネーション」 高橋 信行

審査用_高橋信行_シグナルイルミネーション.jpg

線路に立つ多くの信号機を
クリスマスのイルミネーションに例える
というアイデアが見事でした。
右のホームはもう少し削っても良かったですが、
とにかくテーマや趣旨にのっとった絶妙な作品です。
この感受性をどんどん伸ばしていって欲しいと思います。




第三席 「Mickey in Mickey」 市川健一郎

審査用_市川健一郎_Mickey in Mickey.jpg

ぱっと見はよく分かりませんでしたが、
STATIONの文字があるので駅→
ディズニーリゾートライン
だという図式が成り立ちます。
ただ赤いイルミネーションは
もっとぼかした方が良かったでしょう。
F値が1.4なので、
この場合はもっと望遠のレンズを使うべきでしたね。




第四席 「お待たせぇー。」 新田 和仁

審査用_新田和仁_お待たせぇー。.jpg

アーケードの灯りやイルミネーションで
クリスマスっぽさが伝わり、
また人を入れたのがポイントでした。
しかしながら、このあたりからだんだんと
そのものズバリに近づいてきています。
あと焦ったせいか水平が出てないのも惜しい点でした。




第五席 「たずむ昭和」 渡田 宏

審査用_渡田宏_たたずむ昭和.jpg

おなじみ新橋のSLとイルミネーションを
大胆に切り取りました。
が、やりすぎたせいか、
一般の人が見たときにSLと分かるかどうか、
そこが悩ましいところでした。
もう少し鉄道感があると
もっと上位にいく作品でしたが、
とはいえこの大胆さはある意味評価できると思います。




第六席 「聖夜の夜に」 野村 一也

審査用_野村一也_聖夜の夜に.jpg

クロスフィルターを使って
クリスマスらしさを表現するほか、
遠近感を利用して巧みにツリーを
イメージさせるところも良い視点です。
ただしこちらももう少し線路を強調しないと、
鉄道スナップとしては成立しないのではないでしょうか。




次点

米沢 朋英  岩山 典之


posted by CPCれいるうぇいず at 21:05| 日記

2017年01月18日

2016年秋の撮影会 「末広可動橋と三岐線の旅」


【2016年秋の撮影会 「末広可動橋と三岐線の旅」】
11月19日(土)・20日(日)開催


総評:山崎 友也

今回は盛りだくさんの撮影会で、
大変充実していたと思います。
その分、鉄っぽい要素も多かったので、
実はみなさん作品作りに苦労されたのではないでしょうか。
一番盛り上がった車庫での作品が
皆無だったことからもそのことが伺えます。

ただ逆に鉄っぽい写真を
撮らないようにしている姿勢や感性もみえてきて、
当会の方向性や
みなさんの鉄道写真に対する意識が伝わったことは
大変意義深く嬉しく思っています。

この撮影会の作品もそれぞれの個性が出ていて
選ぶのに迷いましたが、
それでも全会員の1/3しか参加していないというのは、
本当に寂しい限りです。

次回はそれこそ枚数も多く力作揃いということで、
真の選ぶ辛さをボクに味わせてください。




第一席 「お出迎え」 山川 健一

1席_やまかわ.jpg

西日野駅の状況やたたずまいを、
自転車を入れることで上手く表現しています。
さらにホームにいる親子、
しかもそのボクちゃんのしぐさが
何とも言えずかわいらしさを強調していますね。
一瞬のチャンスをものにしたスナップで、
傑作だと思います。




第二席 「家族団欒」 峯浦 憲光

2席_峯浦.JPG

車内で談笑する親子、
特にお母さんの横顔が素晴らしく楽しそうですね。
ホワイトバランスも日陰にしているため、
全体的にアンバーがかって温かい雰囲気も醸しだされています。
ただ難点を言うならば、お兄ちゃんがつまらなさそうです。
大勢を撮る場合、
すべての人にも気を配らなければならないということを
次回から気をつけてください。




第三席 「Cosmos RailWay」 堀内 敦彦

3席_堀内.JPG

あの現場にいた人は分かるでしょうが、
意外としょぼいコスモス畑でした。
ならばということで生育と向きの良い2輪に絞って、
主役であるはずの眼鏡橋をぼかしたことが高評価でした。
でも列車の向きは、右から左に向かっている方が、
列車先頭部とコスモスとが
対角構図になるので良かったと思います。




第四席 「打ち守る」 高橋 信行

4席_高橋.JPG

線路とドラム缶を真横から見て、さらに、
機関車をこの位置でカットした大胆な構図に度肝を抜かれました。
そして太陽をみごとにドラム缶と被せたことに
感覚的な憎さを感じます。
2分割構図にして
下の水面も多く取り入れたのも良かったですが、
ならば機関車はぶらしとけば
間違いなく一席だったでしょう。




第五席 「ねじり橋」 山内 真弓

5席_山内.JPG

ねじり橋という名前ですが、
いざ写真に撮ろうとするとなかなか表現しづらいものでした。
しかも天気も悪く、空は真っ白。
そんな悪条件をもろともせずに
頑張って撮った甲斐がありました。
なにせ列車の位置が絶妙+ぶらして
動きも出ていることがポイントでしたね。




第六席 「水面ゆらゆら」 野村 一也

6席_野村.JPG

おそらくほとんどの人が
可動橋を渡る列車そのものを撮ったと思いますが、
野村さんは違いました。
ボクは反射を好みすぎると言われますが、
18人全員この場所にいて反射そのものを撮ろうとして
提出したのはほぼ野村さんだけ。
視点や感性というのはそういうものです。
今回も反射ではありましたが、
そういうところを評価したいのです。



posted by CPCれいるうぇいず at 21:33| 日記

2016年07月28日

2016年 春撮影会(5月21日実施)入席作品


【春撮影会 京都鉄道博物館】
5月21日(土)開催



総評:山崎 友也


 鉄道のフォトクラブというと
屋外で走っている車両を追いかけるのが普通ですが、
今回の撮影地は屋内なうえ、
しかも止まっている車両を撮るという
変則的な撮影会でした。
場所はオープンしたばかりの京都鉄道博物館。
大勢の人がいる館内で保存してある車両を撮るなんて、
多くの会員が悩んだことでしょう。
でも我々は「新たな鉄道写真創造する」と
堂々とホームページに明記しているではありませんか。
 編成写真や風景写真、流し撮りは技術です。
でもスナップは感性です。
この感性を当クラブに入って磨いていって欲しいのです。
そこでここを撮影地にチョイスしたのはなかなか良かったと思いました。
 作品をみるともちろん悩みの跡が見受けられ、
苦労が伝わってきましたが、
センスの良いものもいくつかありました。
ただ、やはりみなさん人を撮るのが下手ですね・・・




第一席  「ザ・鉄博」 大野 康晴

1席大野.jpg

ボクは京都鉄道博物館はすみずみまで知っているつもりでしたが、
この作品をみたときには目から鱗が落ちました。
この視点はさすがに持ち合わせていませんでした。
車両の多さ、楽しそうな人たちなど、
あの日の京都鉄博のようすがリアルに甦ってくるほどです。
カメラもミラーレスということで、
フットワーク良く感性を働かせたのが良かったのでしょう。
必ずやパクらせてもらいたいジェラシーの一枚です。




第二席  「目力」 吉田 靖子

2席吉田.jpg

さすがに目玉の車両だけあって
500系の作品は多かったのですが、
そのなかでも最も印象に残る一枚でした。
車両の先頭部を画面に全部入れようとせず
アップに撮ることは良くありますが、
ここまでアップにした写真は初めてです。
ローキーなうえ車体に反射する天井窓の位置も良いので、
特徴的な500系のライトがより力を帯びて表現されています。
これもパクらせてください・・・




第三席  「500系からのキッス」 米 沢

3席米澤.jpg

こちらも500系の写真ですが、主役は少年ですね。
空からの光が車両のノーズと少年を境に
ちょうど明暗差をつけている時間帯だったのが功を奏しました。
キッスというよりサメに食べられそうな感じもしますし
全体的に暗いイメージがするのは惜しかったですが、
楽しい記念写真とのアンバランス感にもなっているので良しとしましょう。




第四席  「未来へ」 遠藤 真一

4席遠藤.jpg

扇形車庫でのSLの作業風景をモノクロで撮影したことで、
レトロ感がにじみ出ていますね。
ただSLと人の迫力を出すなら
しゃがんでローアングルから狙うとか、
奥にいる縞シャツの人は入れないなど、
細部にももっとこだわって撮ると
さらに上に行けただけに残念でした。





第五席 「いってらっしゃーい」 中村 真理

5席中村.jpg

「SLスチーム号」の乗客を見送るスタッフの
あたたかい表情をうまく捉えています。
が、よくみると画面上に不要な空間がありすぎです。
またこういう場合は乗客の方も手を振っている人を入れないと、
ともすれば見る側は
「この人はおあいそで手を振っている」
とも取られかねません。
人のスナップは奥が深いものなのです。





第六席  「お手を触れたい」 西住 美穂

6席西住.jpg

最初この作品は第三席にするつもりでした。
ところがよくみると写真用紙ではなく
普通の紙にプリントしているではありませんか。
本来のコンテストなら
その時点で審査対象から外れることを
肝に銘じておいて欲しいと思います。
写真的には触っている右手がもう少しブレていた方が
良かったと思いました。





次点(順不同)


「あこがれ」 松竹 博文

次点松竹.jpg






バイバイ」 野村 一也

次点野村.jpg




posted by CPCれいるうぇいず at 22:30| 日記