2023年12月19日

2023年度年度賞

2023年 年度賞


総評:山崎 友也

毎回レベルの低さから酷評しているおなじみの年度賞ですが、

今年はなかなか趣向を凝らした作品が多く、

皆さんの向上心を感じることができ嬉しかったです。

とはいえ渾身の一枚とは言いがたいカットも多く、

そのあたりは熟考の余地ありということでしょうか。





最優秀賞 「月が出た!
木村正一
最優秀賞木村月が出た!.jpg


ボクが何年も前から狙っていたカットをものの見事に撮影してくれ、

かなりジェラシーを感じている一枚です。

一見簡単なように見えますが、撮影日の計算とその日の天気、

列車の時間など、相当複雑で運も伴わないと撮れない奇跡のカットと言って良いでしょう。

この写真を軽視している皆さん、

是非一度狙って撮ってみてください。





第一席 「ある夏の日
固山敏行

年度1席ある夏の日固山.jpg

一見何気ないようなシーンですが、実は鉄道界としては意外と重要で・・・。

新規に開業する予定の路面電車の試運転のカットなのですが、

地元の人にとっては見慣れているのか、新鮮味がないようです。

そこが我々としては逆に面白く、

何より計算したように配置された人のバランスが見事です。





第二席 「雨ニモマケズ
野村一也

年度2席雨ニモマケズ野村.jpg

おそらく誰もが、良くある写真だと思うでしょう。

ところがここまで車掌さんをアップで捉え、

緊張感ある空気感を出しているカットというのはあまりありません。

それに加え、雨も降っている状況がよりいっそう現場の使命感を伝えてくれています。



posted by CPCれいるうぇいず at 19:31| 日記

2023年7月例会テーマ「迫力」

テーマ : 迫力

総評 山ア 友也

  質はともかく、いろいろチャレンジしようとしていることは認めます。

ただしそこに一定の共感や支持がないと作品として成り立たないのが実情です。

それはボクら写真家にも同じことが言えます。

とはいえ斬新さと目新しさに欠けていたのは否めません。





ゲスト津留崎賞 鈴木信行

課題迫力鈴木津留崎賞.jpg




テーマからして望遠レンズで列車をアップに切り取ったものが多いかと思いましたが、

そのようなありふれた作品は、もうお腹いっぱいです。

望遠=迫力と思いがちですが、実は広角=迫力なのです。

こちらのように広角レンズで被写体に近寄った方が、迫力は出ます。

それに加えて赤と青、緑、ピンクなど、色のコントラストも良かったですし、列車をブラしたのも、

より鳥居を強調する手段で的確な判断でした。






山ア賞 福田光昭

課題迫力福田.jpg


ハッキリ言って気象条件は運です。

しかしその運をものにするには、その現場にいなければなりません。

そしてその光景をどのように切り取り表現するかを取捨選択しなければなりません。

つまり条件が良くても撮り方を間違えると全く意味がないということです。

そこを考慮するとこちらの作品は列車のヘッドライトを狙って鉄道を意識させつつ露出アンダーにすることで、

空のおどろおどろさを見事に表していると思います。


posted by CPCれいるうぇいず at 19:24| 日記

2023年5月例会課題「通勤電車」

テーマ : 通勤電車

総評 山ア 友也

  

乗客が多いという当たり前な条件だけに似通った写真が多いかと思いきや、
いろいろな意味(!?)で期待を裏切ってくれてバラエティに富んだ作品に、意外さと驚きを感じました。
ただしレベル自体はやや物足りなさを覚えたのが残念でした。




第一席 岡真也

5gatu.jpg

総評にも述べたとおりさまざまな表現があったなか、
望遠レンズをうまく利用して遠近感と圧縮効果を出したこちらの作品に目が留まりました。
列車を右隅に配置してホームドアをメインにした構図の奥に通勤客が多く写り、
なかなか考えられたカットだと思いました。





posted by CPCれいるうぇいず at 19:18| 日記