2020年01月24日

2019年第6回例会(12/8実施)入席作品【テーマ:こども】


テーマ : こども

総評 山ア 友也

 テーマに対して提出された作品に講評をしていますが、
毎回それっきりで終わっていました。
そのため今回は復習や再撮の機会をつくるべく、
あえて前回と同じテーマを出してみました。

 やはり前回よりも「こども」との距離感が縮まり、
レベルもアップしたのは良かったと思います。
が、そもそもどうしてこのテーマを選んだかという趣旨を
理解していない作品も多く、
写真的には良いものもあっただけに、
惜しい気もしています。

 




第一席 溝渕 博

01溝渕博.jpg

前回のディフェンディングチャンピオンが、
見事防衛に成功です。
しかも今回、よりパワーアップした作品に仕上がっています。
光線状態も夕方の感じが良く出ていますし、
スローシャッターでこどもたちの動きをブラして
動感も表現しています。
大変素晴らしい写真だと思います。





第二席 山川 健一

02やまかわ.jpg

構図に難があるのですが、
こどものふとした自然な表情がなんともいえず、
セレクトしました。
この距離での撮影はこどもがこちらやカメラを意識してしまい
撮りづらいのですが、その裏にある、
素を引き出した会話力や振るまいを評価します。





第三席 佐藤 新一郎

03さとうしんいちろう.jpg

親御さんに必死に手を振ってアピールするようすを、
スローシャッターで捉えたまでは良かったです。
ただしそうであるなら手の平が
もう少しちゃんと見えているカットを選ぶべきでした。
構図も良く表情も最高だっただけに、
ちょっと惜しかったですね。






第四席 森元 容梨子

04森元容梨子.jpg

かなりのローアングルと水平をずらした大胆なカメラアングルが
他を圧倒していますね。
ただこの子の表情から察すると、
まだまだ心は掴めていません。
親御さんらがいたから撮れたのだと思います。





第五席 山内 真弓

05山内真弓.jpg

おそらくお母さんのすぐ横の位置から
撮られているかと思いますが、
突然のよそ者の登場にも
ナチュラルなしぐさが出ているということは、
作者がこの親子となじめている証拠です。
振っている右手をブラせば動感も出ましたし、
ニコパチでも良かったですね。






第五席 佐藤 理

06佐藤理.jpg

SLに対するこの子の気持ちが
非常に分かりやすく撮れています。
が、彼と同じ方向を見ていない右下の子は不要でした。
カットしてSLをもう少し入れれば、
日の丸構図も防げたと思います。


posted by CPCれいるうぇいず at 14:53| 日記