2019年10月05日

2019年第4回例会(8/10実施)入席作品【テーマ:こども】


テーマ : こども

総評 山ア 友也

 走っている車両の写真は、ある意味、誰でも撮れます。
しかし、スナップ、しかも「こども」を撮るということになると、
その人の手腕や感性、そして度胸が試されます。

 今回みなさんの作品をみて、
度胸の部分の弱さが露呈されましたね。
子どもとあらゆる意味で同目線にならないと、
このテーマを克服するのは難しいでしょう。
 あと席次ですが、写真自体はよいのですが、
諸事情で上位に選べない作品も多く、
その点では歯がゆい思いをいたしました。

 




第一席 溝渕 博

01溝渕博.jpg

やはり目につくのは、真ん中にいる南海のTシャツを着た坊やです。
手のしぐさや立ち方などから、
両隣にいる子たちとは列車に対する関心度が違います。
あと面白いのはこの子、本当に列車を見ているのでしょうか!?
その面白さもこの作品のポイントですね。





第二席 西住 美穂

02西住美穂.jpg


写真的にはこちらの作品はかなり良いのですが、
当クラブの席次決定の基準はプリントなので、
二席とさせていただきました。
評価のためにWEBに作品をアップする際など、
ほかにも不手際などが多いのは、
公正を期す上でも直してもらわないとなりません。





第三席 佐藤 理

03佐藤理.jpg


ボクちゃんが電車に手を振っている微笑ましいようすを
シルエットにすることで、
楽しさや期待感を芸術的に表現しています。
両手もしっかりと見えているので、
タイミングもバッチリでした。
ただ、黄色い線の内側にボクちゃんが立っているのが致命傷でした。
世知辛くなった世の中を恨むしかありません。






第四席 森元 容梨子

04森元容梨子.jpg

子どもたちの表情が見えなくても鉄道に対して
ワクワクしているようすが手に取るように分かるので、
とても良い作品です。
特に左の子の右手が効いています。
センターに線路を置いた構図も素晴らしかったのですが、
この子たち二人とも他人でしたら最高でした。





第五席 山内 真弓

05山内真弓.jpg

鉄道員の表情が笑顔で大変ほっこりする
ハイタッチの場面なのですが、
なぜかそれが伝わってきません。
それは画面左の、子どもと手をつないでいる
お母さんのポージングです。
お母さんの身体をカットして手の先あたりのみ入れていれば、
そのようなことはなかったと思います。






posted by CPCれいるうぇいず at 09:14| 日記