2019年08月09日

2019年春撮影会 「東武スカイツリーライン・亀戸線」


2019年春撮影会
 「東武スカイツリーライン・亀戸線」
5月19日(土)


総評:山崎 友也

今回は前半はスナップ、
後半は風景がメインとなるような撮影場所だっただけに、
似かよった作品が多くなってしまいました。
そのなかで自己の感性をアピールした人たちが、
選出された印象です。
ただしもう少しイメージよりの作品があっても
良かったような木がしています。






第一席 「お先にパチリ」
佐藤 新一郎

01佐藤新一郎.jpg

スナップを撮るときに、常々
「第三者や傍観者になるな」
と言ってきました。
ただその場面を外野から撮るのではなく、
自分もそこに加わらないと臨場感ある写真は撮れません。
その観点からいうと、
こちらの作品は見物客ではなく、
祭りに参加している人の目線から撮られています。
列車もお神輿色で華やかさを増してくれました。





第二席 「タイムトンネル
野村 一也

02野村一也.jpg

暗く狭いガード下のようすが、よく再現されています。
列車をブラして動感を表したのは正解でした。
加えて手前のシルエットの人物がいたことで、
奥の踏切との距離感も生じているうえ、
背景を傍観しているような、
なにかキーパンソン的な役割も果たしています。





第三席 「武骨
森元 容梨子

03森元容梨子.jpg

ガードの裏側の幾何学模様を画面いっぱいに配置した大胆な構図です。
しかもわずかなハイライトをうまく活かし
金属に質感も感じられます。
もしかすると列車は普通ではなく、
特急などであれば、
もっと鉄道の存在感が出ていたかも知れません。






第四席 「ダッ〜シュ!!
征矢野 毅彦

04征矢野毅彦.jpg

列車が過ぎ去って踏切を渡る少年を、
絶妙なタイミング、
そして完璧な対角構図で捉えられています。
他の通行人や自動車などもあることでしょうから、
あらかじめこのような絵柄を思い描き、
じっくり待った成果だと思います。
粘り勝ちでしたね。






第五席 「水陸競演
牧野 英和


05牧野英和.jpg

遊覧船の「ヒミコ」と特急「りょうもう」のコラボ、
狙っていて撮れるものではありません。
さぞ嬉しかったことでしょう。
ただ焦ってしまったのか、
水平が出ていないのが残念でした。
あと列車の先頭部がもう少し右の、
すっきりと顔が見えているカットが良かったです。





posted by CPCれいるうぇいず at 15:31| 日記