2016年01月07日

2015年 秋の撮影会(11月22-23日実施)入席作品


【秋の撮影会 富山】
11月22日(日)〜23日(月)開催



総評:山崎 友也


今回はさまざまな鉄道が走る富山が舞台でしたので、
作品に写った被写体もいろいろで楽しめました。
初日が完全フリー行動というのも画期的で斬新でした。
ただ全体的な傾向から、
全体で行動したときよりもフリーの日に
撮られた作品の質の方が高かったことから、
ちょっと富山という地を知らない人には
ハンディだったかも知れません。
そう考えると2日目に撮った作品で
入席した会員は素直に喜んで良いでしょう。




第一席  「ガラスの街の路面電車」 尾野 靖

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富山はガラスの街ということで、
街中にガラス細工やオブジェがたくさんあるということ。
それを巧みに操い、
路面電車をガラスに閉じ込めました。
ピント面をガラスの球面にあわせたことで
街並みがアウトフォーカスになり、
まるで背景がジオラマのように
見えるところも面白いですね。




第二席  「新旧」 吉田靖子

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瓦屋根が輝く木造建築は、
「驛」という文字さえあれば
もう何を切り取ったか明らかですね。
最低限のものだけを表現することで
シンプルかつダイナミックさも感じます。
モノクロでアンダー目に撮ったことで
バックの空も落ち、
文字を強調するのに効果的でした。




第三席  「前方注意」 山本俊則

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運転席の鏡を利用し、
背景も電車だと分からせる
微妙な被写界深度が良かったです。
可能であればもうホンの少し左から狙い、
運転士さんの左目が切れないように撮れば完璧でしたね。
あとデータから推測すると完全に露出アンダーな写真を、
明るくプリントアウトしたのではないでしょうか。
この状況だと撮る前にかなりプラスの露出補正が
必要だったかと思います。




第四席  「いつもの道」 堀内敦彦

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線路を大きく取り入れることで、
奥の踏切との距離感が上手く伝わってきます。
歩いている人物の服の色も赤くてラッキーでしたね。
手持ちとはいえ狙って撮ったカットだと思うので、
カーブする右の線路も画面の中に入れた方が、
よりバランス良かったでしょう。




第五席  「筋雲」 市川健一郎

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広角レンズで空をより広く見せ、
小さいローカル電車との対比を計っています。
露出もアンダー気味にすることで
青空を流れる筋雲を目立たせています。
ただこの場合は列車は
画面の左右の中心の位置にすべきだったでしょう。
確かに車体が反射したこのカットを選びたいところですが、
ならば画面の右側は少しトリミングして
プリントアウトすべきでした。




第六席 「味覚の秋」 山川健一 

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画面構成、列車のボケ具合とブラし具合、
どれを取っても完璧です。
ただA型乙女座としては
中央下の前に飛び出ている枝が
どうしても気になります。
この枝を写真に写らない位置に動かすか、
もしくは枝が写らない位置に自分が少し移動するかして、
ピント位置を一番下の柿にあわせれば
本当にパーフェクトでした。


posted by CPCれいるうぇいず at 12:45| 日記