2015年08月20日

2015年 春の撮影会(5月16日実施)入席作品


【春の撮影会 JR線上野駅〜大崎駅間】
〜祝!上野東京ライン開通〜 
5月16日(土)開催



総評:山崎 友也

都内の限られた区間内での撮影会でしたが、
見慣れた場所のためか題材を見つけるのに
皆さん苦労されていたようでした。
ただこういうときにこそ、
その人自身本来の感性が発揮されるもので、
個性豊かな作品が集まるものと期待をしていました。
しかし今回はレベルの低さを指摘せざるを得ません。
もっと心を磨き、
写真に真摯に向き合って欲しいと切に願います。




第一席 「父のまなざし」 固山 敏行

固山敏行_父のまなざし.jpg

広角レンズで被写体に寄り、
絞りを調整して背景のボケをうまく表現しています。
ホームでじゃれ合う子どもたちを見つめるように
レリーフを利用した発想が、
大変面白く感じられました。




第二席 「積層空間」 中田 仁志

中田_積層空間.jpg

ホームと列車を真正面から正対して撮影した構図が良かったです。
ただし地上ホームにいる人たちの上に余裕がないのと、
果たしてモノクロにした意味があったかどうかは微妙ですね。




第三席 「都会のオアシス」 工藤 治彦

工藤_都会のオアシス.jpg

縦に伸びる木々と背景の高層マンションをうまく利用して
パターン化させた表現力は見事です。
また緑の補色である赤い列車が来てくれたことで、
鉄道の存在感も増しています。
東海道線がE657なのが上野東京ラインを象徴していて
素晴らしかったです。




第四席 「三見一体」 中村 真理

中村「三見一体」.jpg

今回も反射に目をつけた作品は多かったですが、
この区間の特徴を出していたものは数少なかったです。
あえて自分の姿を映し込んだのは良かったですが、
まだまだ構図に改善の余地が見受けられます。




第五席 「酒と鉄道」 大野 康晴

大野_酒と鉄道.jpg

同じく反射を利用していますが、
こちらはショーウインドーのなかのお酒が主題になっています。
整然と並んだボトルのラインは良いのですが、
画面右の青い旗は間違いなくカットするべきでした。




助川賞 「百年の時を越えて」 尾野 靖

尾野_百年の時を越えて.jpg

飾られた絵のモチーフと窓にみえる東京駅とを
ダブらせる発想は良かったです。
ホワイトバランスも調整してレトロ感も出ていますが、
画面右側の空間は無意味なので、
窓枠のところでカットした方が良かったでしょう。




posted by CPCれいるうぇいず at 13:53| 日記