2019年01月16日

2018年秋撮影会 「東海道新幹線・東海道線・小田急線」


2018年秋撮影会
 「東海道新幹線・東海道線・小田急線」
10月20日(土)


総評:山崎 友也

早川と新松田といい、
撮影場所の都合からポジションが限られてしまうため、
似たような絵柄になってしまうのでは
という懸念もありましたが、
新松田での作品は個性あるものが多く提出され、
バラエティに富んだ入賞作となりました。
反面、早川の撮影地での作品が
選出されなかったということは、
個人の感性もさることながら、
場所選びにも要因があったのではないでしょうか。




第一席 「雲間」
木村 正一

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小田急電鉄のお立ち台ともいえる新松田の鉄橋ですが、
悪天候へと変わっていくなかでの自然現象を
主題として上手く追い風と変えました。
雲間から差し込む光芒を大きく捉え、
構図も申し分ありません。
しかも列車がすれ違っていることからも、
きっと天使が味方してくれたのでしょう。





第二席 「並んだ♪ 並んだ♪」
吉田 靖子

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並んで干されているペットボトルカバーを主題にするという、
その着眼点と発想が素晴らしく、
カバーのすき間に列車の顔を配置させる
というアングルも、バランス良いです。
やや色がのっぺりした感じを受けるので、
コントラストを少し上げて
濃度を少し下げても良かったかもですね。





第三席 「類似」
西住 美穂

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おびただしいばかりの竹を画面のほとんどが占め、
全体的にローキーにすることで、
雑然としたようすや虚しさ、
寂しさのようなものを増長させています。
ただしピント位置が
メインの竹の先端にしなかったことに、
詰めの甘さを感じます。





第四席 「立ちすくむ しらさぎ」
峯浦 憲光

04.jpg

浅瀬にたたずむ鷺を超望遠レンズで捉えましたが、
被写界深度が深すぎました。
F10での撮影ということですが、
ここは開放で撮影し、
もっと列車や背景をぼかすべきでした。
あとは列車の存在感に鷺が負けていますので、
もう少し鷺を大きく撮るよう工夫が必要です。





第五席 「遥か向こうの倖せに向かって」
山川 健一


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もう少し早い時間帯に狙えば、
太陽が橋梁の中心にあって
シンメトリーの構図になっただけに残念でした。
あとは被写体は特急である必要は全くないので、
できれば橋の両側に列車がいるタイミング
で 撮れたとするならば、
間違いなく一席でしたでしょう。





第六席 「穏やかなひととき」
寺倉 篤史

06.jpg

狙いと表現方法はバッチリでしたが、
ちょっと色の濃度が濃すぎでした。
席次はプリントでの判断ですので、
もったいなかったです。
細かく言えば、
メインの花びらの左下のつぼみや茎は
重ねない方が良かったですね。








posted by CPCれいるうぇいず at 05:35| 日記

2018年06月07日

2018年春撮影会 「明治村・近江鉄道と新幹線」



2018年春撮影会
 「明治村・近江鉄道と新幹線」
4月21日22日(土・日)


総評:山崎 友也

初めて2日間とも天候に恵まれた撮影会になりました。
初日は博物館明治村でしたが、
鉄道に関する被写体に限りがあるので、
園内で作品が撮れるのか
心配な側面もありました。
ところが選ばれた作品の多くが
明治村で撮影されたものという結果には、
少々驚きました。
また列車メインの写真よりも
スナップが多かったことは、
当会の特色が出ていて喜ばしくもありました。




第一席 「ハイカラな足回り」 佐藤 理

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明治村では明治時代風のドレスや袴などを借りて、
園内を散策することができます。
おそらくそのサービスを利用した人を、
SLの車輪とうまく絡めました。
妙技なのは、
つい全身を入れがちですが、
女性の帯から下だけを写したことです。
そして右足の上がり具合も、
歩いているようすが分かり、
大変良かったです。
加えて女性が傘を横に向けていたのは、
かなりラッキーでしたね。





第二席 緑響森元容梨子

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弓道場からのぞく緑が
美しい色合いをみせています。
明暗差を利用して
道場を露出アンダーにしていますが、
床や天井の板材の質感も
雰囲気良く表現できています。
まるで古都の寺院などから見る
景色のようですね。
プリントの仕上がりも見事でした。




第三席 風見鉄 牧野英和

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列車は何も写っていませんが、
鉄道に関するものをモチーフにしていますので、
これも立派な鉄道写真です。
惜しかったのは、
もう少し望遠で狙って
ツツジをぼかしたかったのと、
風見鶏のようすを
もう少し分からせても
良かったと思います。




第四席 「古(いにしえ)の輝きとゆがみ」
固山敏行

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ローキーな作品でボク好みのテイストです。
御料車の縦の金色のラインがシャープに写り、
ハイライトの役割もしています。
窓の写り込みが異彩を放っていますが、
入れた方が良かったどうかは
評価が分かれるところです。
画面右上の空間を
もう少し減らしたかったです。




第五席 近江路の春 木村正一

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地方ののどかな昼下がり、
のんびりとしたようすが
とてもよく伝わってきます。
半逆光の光線状態だったので、
供えてある花が
立体的に輝いているのも目を惹きます。
列車のボケ具合も
問題なくまとまっているのですが、
全体的に何か大人しさを感じました。




第六席 出発!動いたよ 峯浦憲光

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こどもの表情を、
やっとここまでアップで
捉えられるようになりましたね。
これくらい寄れれば迫力も出ますし、
楽しさもより伝わってきます。
あとは後ろにいる親御さんの処理ですね。
多少は入れるのか、
それともカットするのか、
ハッキリしたいところです。



posted by CPCれいるうぇいず at 22:16| 日記

2018年03月06日

2017年 年度賞 入賞・入席作品


2017年 年度賞
総評 山ア 友也


やはり年度賞ともなると
皆さんのやる気が変わってきますね。
場所も季節も異なる
それぞれの作品を見ていると、
他の鉄道フォトコンにはない個性が
感じられ嬉しく思います。
ただし会員数に比べると
提出枚数が少ないのが
残念なところではありますが。

 この賞の審査は過去一年の間、
自分が撮った作品のなかで
もっとも優れたと思われるものを
出す場なのにも関わらず、
レベルの低さにがっかりしました。

選ばれた作品をみると、やはりその都度
行き当たりばったりで撮るのではなく、
テーマや撮りたい絵を決めて
狙ったものが多かったです。
また今回はアングルを意識した作品が
多かったのも特徴でした。





最優秀賞
 「ホームの日曜日」 小泉光太郎

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まず目を惹いたのが、ホームを降りて
線路に立っているかのような
大胆なカメラアングルです。
そこに運良く手を繋いだ親子が
来たところを逃さずに撮りました。
右足に比べて子どもの左足が
しっかりとホームに付いているところに、
力強さや楽しんでいるようすを感じます。
ワクワク感や動感のあ
る素晴らしいスナップだと思います。




第一席
「逆転」 吉田靖子

01.jpg

作者が追いかけている被写体ですが、
いつも新鮮さを感じるところがさすがです。
やや最近反射を利用したものが
多いような気もしますが、
この作品も上下で全く世界観が異なり、
どのように撮っているのか不思議な感じです。
特に下のシルエットは
乗客の影が空に抜けているの
がポイントでした。




第二席
「煙のにおいを残して」 山内真弓

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爆煙を残して闇のなかを走り去るSLを
力強く、また情緒的に捉えています。
画面左の松の木が
アクセントとなっていますね。
ただISO感度が高すぎたのか、
ノイズが目立つのが気になりました。
用紙も光沢ではなく、
半光沢やグロス系の用紙の方が
良かったかも知れませんね。




第三席
「Alone」 齊藤誠

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日の丸構図は良くないとされていますが、
このように敢えて狙ったものに関しては
その限りではありません。
むしろ日の丸構図だったからこそ
良かったと思います。
人のブレも適度です。
女性が手に持つ紙袋も上野っぽく、
表示板も文字が放つ硬いイメージを
和らげてくれています。




第四席
「来たー!! 」 西住美穂

04.jpg

この並走は、なかなか
狙って撮れるものではないでしょう。
随分と粘ったことと想像がつきます。
ただしピントが2番目の馬ではなく、
この構図だと先頭の馬でしょう。
ただし2番目の馬は
砂煙を舞ってかっこいいので、
こういうときは先頭の馬を全部入れずに
途中でカットする
フレーミングをするべきでした。




第五席
「落日」 牧野英和

05.jpg

川面ギリギリの低いアングルのため、
まるで川から撮っているような
迫力ある作品です。
ただ露出がオーバーなので、
太陽のにじみが気になります。
もっと露出を絞って光芒を作り、
列車の位置もかなり奥で小さく写せば
良かったのではないでしょうか。




第六席
「春が来た!」 山川健一

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地面すれすれから撮ることにより、
小さなツクシが木立へと変化しました。
この発想は良かったのですが
画面全体をみると、もう少し下を入れて
上の木々をカットした方が良かったです。
そのうえでできるだけツクシに寄って、
可能な限りツクシを
大きくしたいところです。




posted by CPCれいるうぇいず at 21:44| 日記